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メールのバックアップをしている人は4人に1人～シマンテック調査 |
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データ損失やウイルス、詐欺などがPC利用時のストレスに
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シマンテックは8日、「パソコン利用時におけるストレス」に関する実態調査の結果を発表した。半数近くがデータのバックアップを行なっていないことがわかり、特にメールについてはバックアップしている人は4人に1人にとどまった。 調査は、インフォプラントに委託して4月上旬にインターネットで行なわれた。PCのパフォーマンス、データ保存、セキュリティの面でPC利用時にどんなストレスを感じているかなどを調査した。インターネット利用歴3年以上の男女1,100人からの回答を得た。 ● デジカメ写真をバックアップしている人は約6割、メールは4人に1人
保存しているデータの種類を選択する設問では、「デジカメ等の写真画像」が77.2％、「送受信メール」が76.4％、「住所録等の連絡表」が73.2％、「一般文書」が70.6％、「音楽」が54.0％、「映画や動画などの映像」が42.4％、「家計簿・銀行の取引明細等」が40.1％など。これら各種データについてバックアップを行なっている人は「デジカメ等の写真画像」で59.9％、「住所録等の連絡表」で57.6％あった一方で、「送受信メール」は24.7％にとどまった。 データのバックアップを行なっていないとした504人にその理由を尋ねたところ、「面倒だから」が45.8％と最も多く、以下は「やり方がわからない」が31.9％、「必要ないから」が29.0％と続く。 なお、PCの内蔵HDDに保存しているデータ容量の平均は19.4GBだった。 ● 30代男性で「不当請求など詐欺行為」にストレスを感じている人が27％
このうち詐欺行為について性別・年代別に見た場合、男性の30代でこれを挙げた人の割合が27.0％と特に高かった。そこまで突出していないが、女性の60歳以上でも23.0％と他の層よりも高くなっている。 セキュリティ関連の問題についての対策としては、「ウイルス対策ソフトを使用している」を挙げた人が最も多く70.1％。以下、「ファイアウォールを使用している」が32.8％、「プロバイダーが提供するウイルス対策サービスを利用している」が30.8％、「スパイウェア対策ソフトを使用している」が30.5％、「OSを定期的に更新している（パッチを当てる）」が27.4％、「メールアドレスをむやみに公開しない」が25.1％といった順。「特に何もしていない」は8.9％だった。 なお、インフォプラントの松澤治光氏（事業推進本部企画分析部マーケティング・リサーチャー）によれば、過去の調査と比較してスパイウェア対策ソフトの使用が増えている一方で、OSの更新を挙げる人が減少している点が目立つという。設問形式が異なるために参考値だとしながらも、2004年5月に行なった調査の結果を紹介した。当時の結果は「ウイルス対策ソフト使用」が79.4％、「ファイアウォール使用」が33.7％、「Windows Updateこまめに」が39.5％、「スパイウェア対策ソフト使用」が17.4％だったという。 関連情報 ■URL シマンテック http://www.symantec.com/ja/jp/index.jsp ■関連記事 ・ インターネットユーザーの87.9％が情報漏洩に不安～シマンテック調査（2004/06/10） ・ フィッシング詐欺に騙されないための心構えも重要～シマンテック調査（2004/11/19） ・ 親と子供が最も懸念する脅威はウイルス感染～シマンテックの世代間調査（2005/08/24） ・ セキュリティ対策ソフトでは防げないネット詐欺も～シマンテック調査（2005/12/13）
（ 永沢 茂 ）
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