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「逆襲のシャア」の海賊版を販売、Webサイト「DVD CLUB」運営の男性逮捕


 警視庁生活経済課と武蔵野署および池上署は、Webサイトを通じてアニメDVDの海賊版を販売していた住所不定の飲食店従業員の男性(34歳)を著作権法違反の疑いで19日に逮捕し、21日に東京地方検察庁八王子支部に送致した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が21日、発表した。

 この男性は、2005年12月23日頃から2006年3月30日頃までの間、権利者に無断で複製した「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」など2タイトルのDVD-Rを15枚、埼玉県の男性などに合計9,500円で郵送販売していた。家宅捜索では、男性の実家などから無断複製した「機動戦士Zガンダム」ほか86作品のデータが記録されたハードディスク計7台などを押収。これらの作品も販売する予定だったと供述したことなどから、販売目的所持についても立件しているという。

 男性は2005年9月頃から「Yahoo!オークション」にアニメの海賊版DVDを出品しており、ACCSが独自に調査を進めていた。ACCSによれば、男性は出品ページに「入札をお考えの方は入札前に必ずメール下さい」と明示。メールをしてきた人に対しては「DVD-Rにバックアップした商品」であることを伝えるとともに、入金口座を記したメールにはDVD-Rの写真を添付し、海賊版であることを納得した人にのみ入金するよう確認を行なっていたという。

 さらに男性は、実際に購入した客には「会員専用窓口」だとして、自らが運営するサイト「DVD CLUB」のURLとユーザー名、パスワードをメールで連絡していた。DVD CLUBには、アニメや洋画、邦画、お笑いなどのカテゴリーごとに商品のリストが掲載されており、1作品500円で販売していたという。これに対してACCSは2006年3月3日、海賊版販売を止めるようメールで警告。男性はDVD CLUBをすぐに閉鎖したものの、同月中に新たなサイト「FUN」を開設して海賊版販売を続けていたという。

 これを受けて、サンライズがACCSを通じて警視庁に連絡。さらに家宅捜索の結果を受けて、シンエイ動画と東映アニメーションも加わって3社が告訴した。男性は2005年9月頃から2006年3月頃までの間、約300人に海賊版を販売し、約400万円を売り上げていたという。


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URL
  ニュースリリース
  http://www2.accsjp.or.jp/news/news060621.html

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( 永沢 茂 )
2006/06/21 19:39

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