ライブドアは30日、2006年9月期(2005年10月~2006年9月)の連結中間決算を発表した。
売上高は824億3,400万円で前年同期比174.5%増、営業利益は74億8,900万円で116.4%増、経常利益は80億7,700万円で162.7%増だった。しかし、西京ライブドア銀行の認可申請取り下げに伴う損失など、全体で67億7,900万円の特別損失が計上されたことにより、当期純利益は11億5,900万円で37.6%減となった。
セグメント別に見ると、ポータルサイト「livedoor」などを扱うネットメディア事業では売上高が36億2,500万円で前年同期比187.6%増を達成したが、コンテンツ開発やシステム開発、人材の採用などで先行投資が収益を圧迫したとして、営業損失2億5,400万円を計上した。ネットサービス事業では、売上高が75億2,700万円で21.7%減で、営業損失は3,100万円。
コマース事業は、ライブドアオートが加わったことや弥生が貢献した結果、売上高が261億800万円で573.2%増、営業利益は7億9,500万円で68.2%増だった。ファイナンス事業では、売上高が420億1,800万円で398.4%増、営業利益は84億3,900万円で102.9%増だった。
なお、ライブドアでは中間決算発表時に通期の業績予想を修正する予定だったが、「事業の再構築等、不確定な要素が多く、現時点で修正の通期予想値の公表は大変困難」だとして、公表を控えた。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://finance.livedoor.com/img/ir/4753/file/20060630.pdf
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( 永沢 茂 )
2006/06/30 19:52
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