マカフィーは18日、iPodとMP3プレーヤーへの混入が確認されているワーム2種「W32/RJump.worm」「W32/QQPass.worm」に対する駆除ツール「マカフィー・スティンガー」を無償公開した。
無償駆除ツールはマカフィー以外のユーザーにも提供されるもの。マカフィーユーザーへは、今回のワームに対応したウイルス定義ファイルが既に提供されているため、特に対策を施す必要はないが、マカフィーは最新の定義ファイルの適用確認を推奨している。
W32/RJump.wormは、2006年6月20日に発見され、その後、9月下旬に発売されたApple Computer社製ビデオiPodの一部で混入が報告された。このワームはPythonスクリプト言語を使用し、Windowsの実行ファイルに変換。自身をネットワーク内や携帯記憶デバイスにコピーし、また感染PCにバックドアを仕掛ける。
W32/QQPass.wormは、2003年2月3日に日本で発売された一部のMP3プレーヤーで発見され、2006年8月に発売されたMP3プレーヤーでの感染があらためて報告された。このワームは、中国のインスタントメッセンジャー「QQ」のパスワード情報を詐取する。
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■URL
ニュースリリース
http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_06b.asp?pr=06/10/18-1
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( 野津 誠 )
2006/10/19 12:05
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