|
2006年9月-2005年9月のプロパティランキング比較
|
ネットレイティングスは23日、9月のインターネット利用動向調査結果を公表した。ネットレイティングスは9月期の特徴として、Googleの利用者が前年同月比で500万人増の1,738万人に達し、利用者が急増したことを挙げている。
ネットレイティングスの調査によると、9月のプロパティ別利用者数ランキング(家庭のPCからのアクセス)は、1位がヤフー(3,850万人)、2位が楽天(2,573万人)、3位がマイクロソフト(2,553万人)だった。Googleは1,738万人で10位だが、対前年利用者数成長率43.4%、対前年ページビュー成長率67.6%は、上位トップ10で最も大きな伸びだった。
特に「Google ツールバー」関連ページの利用者が増えているという。2006年9月は2,308万人で、前月の578万人から1,730万人も急増している。ネットレイティングスでは、「主にGoogle ツールバー・アップデートのページとカスタマイズのページに利用が集中した。また、対前年からの成長の要因は、キーワード検索以外のサービスにおける利用者数増加によるもの」と分析している。
|
Google各サービス利用者の成長
|
|
日米のYouTube利用者数推移
|
このほか、Googleが買収を発表した動画共有サイト「YouTube」の利用者数も公表している。それによると、米国での利用者数は、2006年8月の2,299万人から9月は1,896万人へとマイナス成長。一方、日本では8月732万人から9月734万人の横這いだった。
ネットレイティングス社長兼チーフアナリストの萩原氏は、「Googleは昨年以降の非検索系サービスの開始で徐々に利用者数を伸ばし、2006年6月からは毎月プロパティランクを上げ、トップ10入りを果たした。数字の上でもGoogleが台頭してきたことは今後のポータルサイトの競争の激化を予感させる」と分析。
またYouTubeに関しては、「YouTube利用者数の停滞は一時のブームが落ち着いたものと考えられる。今後、GoogleによるYouTubeのサイト運営がどのような影響を与えるか、注目したい」(萩原氏)とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.netratings.co.jp/New_news/News10232006.htm
■関連記事
・ Googleの利用者は1年間で31%増加、ネットレイティングス調査(2006/05/30)
・ ネット利用者ランキング、gooとぷららの子会社化でNTT Comが3位に上昇(2006/09/25)
( 野津 誠 )
2006/10/23 13:33
- ページの先頭へ-
|