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総務省の電気通信の競争評価。FTTHが715万件となる一方でDSLは減少


FTTH契約数の推移
 総務省は2006年12月28日、電気通信事業分野の競争評価に基づく2006年度第2四半期(2006年9月末)のシェアデータを公表した。

 2006年9月末でのFTTHの契約数は715万4,600件で、前期比13.5%増と引き続き増加を続けている。FTTHの事業者別シェアは、NTT東日本が36.4%、NTT西日本が29.6%で、NTT東西では66.0%となり前期比で1.4%増となった。一方、電力系事業者は前期比0.6%減の15.0%、USENが前期比0.7%減の7.3%となりシェアを減少させている。

 DSLの契約数は前期比0.7%減の1,439万件で、2006年度第1四半期から引き続き減少している。事業者別シェアは、NTT東日本が20.4%、NTT西日本が18.4%となり、NTT東西では前期比0.4%減の38.8%。一方、BBテクノロジーが前期比0.6%増の35.7%、イー・アクセスが前期比0.1%増の13.4%となり、NTT東西とは対照的にシェアを拡大している。

 このほか、IP電話の利用電話番号数は1,300万件で、前期比7.5%増となった。内訳は、050番号のIP電話が1,030万1,000件、0AB~J番号のIP電話が269万9,000件。事業者別シェアは、050番号のIP電話ではソフトバンクBBが前期比2.6%減の37.2%、NTTコミュニケーションズが前期比0.1%減の24.8%となった一方で、NT東西が前期比3.6%増の15.2%とシェアを拡大した。また、0AB~J番号のIP電話ではNTT東西のシェアが前期比4.2%増の73.2%となった。


DSL契約数の推移 IP電話の利用番号数の推移

関連情報

URL
  総務省 報道発表資料(PDF)
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/061228_5.html

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( 大久保有規彦 )
2007/01/09 14:26

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