米Googleが所有する動画共有サイトを合計すると、米国のインターネット動画市場の過半数のシェアを獲得することが明らかになった。
これは、ユーザーのクリックをもとにサイトのユニークビジターやセッション数などをデータ化するベンチャー企業の米Competeが2日に発表したデータによるものだ。
それによると、2006年12月の調査でYouTubeの市場シェアは41%、Google Videoは10%であり、両者はともにGoogleが保有しているため、合計すると51%の市場シェアを保有していることになる。それに対して2位のMySpaceは19%、4位のAOLは6%、Yahoo!は4%となっている。
これら上位5つのサイトを合計すると、インターネットビデオ市場の80%を占めているという状況になっている。
Competeのデータは米国内限定のもので国際市場のデータが含まれていないという欠点はあるが、Googleが圧倒的なシェアを保有しているという1つの参考データとなる。なお、Googleは先週、YouTubeとGoogle Videoの統合を強める一方、両者以外の外部動画検索にも進出することをほのめかしている。
関連情報
■URL
Compete公式ブログの該当記事(英文)
http://blog.compete.com/2007/02/02/google-video-youtube-top-video-sites/
■関連記事
・ 「Google Video」が「YouTube」の動画検索を開始(2007/01/26)
・ YouTube、Googleの検索エンジンを採用(2007/01/26)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/02/05 11:55
- ページの先頭へ-
|