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不正コード仕掛けたサイトへの誘導スパムがさらに増加、マカフィー調査


 マカフィーは5日、ウイルスおよび不審なプログラム(PUP)の8月における検知数ランキングを発表した。同社が国内5万社以上に提供しているという「McAfee Managed Total Protection」で捕捉した情報をもとに算出した。

 ウイルスの検知マシン数によるランキングは、 1位「W32/Zhelatin.gen!eml」15,403件、2位「JS/Downloader-AUD」1,163件、3位「JS/Downloader-BCZ」1,031件、4位「VBS/Psyme」983件、5位「AdClicker-EG」859件の順。

 1位のW32/Zhelatin.gen!emlは、脆弱性攻撃プログラムをホストしているサイトへスパムメールを介して誘導するもので、そのサイトにアクセスするだけでダウンロードを開始するという。7月にも3,801件で1位だったが、8月にはさらに検知数が増加した。マカフィーでは、ここ2カ月で潜在的な被害の拡大が懸念されるとしている。

 なお、5位のAdClicker-EGは、日本のアダルトサイトに接続して、架空請求を行なう日本製のトロイの木馬だという。

 PUPの検知マシン数によるランキングは、1位「Exploit-MIME.gen.c」1,527件、2位「Generic PUP.g」1,144件、3位「Adware-GAIN」959件、4位「Winfixer」950件、5位「DriveCleaner」843件の順。

 マカフィーでは、WinfixerやDrivecleanerも多く検知されている背景には、フリーソフトのダウンロードがかなり行なわれ、使用されていることが予想されると指摘。同社技術統括本部長の加藤義宏氏は、「情報漏洩防止の観点から、フリーソフトの不用意なダウンロードは慎んだ方がよいでしょう」と述べている。


関連情報

URL
  マカフィー
  http://www.mcafee.com/japan/

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( 永沢 茂 )
2007/09/05 14:27

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