総務省は14日、2007年度(2007年4月~2008年3月)に報告のあった電気通信サービスの事故発生状況を公表した。
2007年度に総務省に報告があった電気通信サービスの事故は141件で、中でも「影響を受けた利用者数が3万以上」「サービス停止または品質低下が2時間以上」の条件を満たす「重大な事故」に該当するものが11件発生している。
11件の事故は、2007年4月に発生したau携帯電話のインターネット接続トラブルや、2007年5月に相次いで発生したNTT東西のひかり電話・フレッツサービスのトラブルなど。2006年度の事故総数80件、重大な事故13件と比べて、事故総数は増えたが重大な事故は減少した。
サービス別の事故発生件数は、IP電話が49件、携帯電話のIP接続サービスが19件、携帯電話の音声通話が29件、その他が44件。発生要因別の事故件数は、人為的要因が13件、設備的要因が85件、外的要因が37件、その他が6件となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/pdf/080414_4.pdf
総務省
http://www.soumu.go.jp/
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( 三柳英樹 )
2008/04/14 18:19
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