ネットエージェントは8日、ゴールデンウィーク期間(4月26日~5月6日)のP2Pファイル共有ソフト「Winny」「Share」のノード数に関する調査結果を公表した。期間中の平均ノード数は、Winnyが約29万ノード、Shareが約17万ノードで、Shareの増加傾向が継続している一方、Winnyは減少傾向にあるとしている。
ネットエージェントでは、独自に開発した検知システムにより、WinnyとShareのノード数(利用台数)を観測している。ゴールデンウィーク期間中のWinnyのノード数は、最も多かった4月27日が30万5,585ノード、最も少なかった5月1日が26万9,728ノードで、平均では約29万ノードが観測された。
2007年度の同様の調査では、最大で約53万ノードが観測されており、Winnyの利用者は減少傾向が続いているとしている。また、2007年度の調査では、ゴールデンウィーク期間中のノード数が最大の日と最小の日では約20万ノードの差が見られたが、今回の調査では最大と最小の差は約3万6,000ノードと小さくなっている。
Shareのノード数は、最も多かった4月27日が18万6,975ノード、最も少なかった5月1日が15万8,311ノードで、平均では約17万ノードが観測された。4月27日のノード数は過去最多の数値で、Shareのノード数は依然として増加傾向にある。ただし、Winnyのノード数の減少幅の方が大きいことから、P2Pファイル共有ソフト全体の利用者数は減少傾向にあるとしている。
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ゴールデンウィーク期間中のWinnyノード数の推移
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ゴールデンウィーク期間中のShareノード数の推移
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関連情報
■URL
Winnyノード数の推移
http://forensic.netagent.co.jp/winny_node.html
Shareノード数の推移
http://forensic.netagent.co.jp/share_node.html
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( 三柳英樹 )
2008/05/08 17:43
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