フリービットは12日、商用IX事業やデータセンター事業などを展開するメディアエクスチェンジ(MEX)の完全子会社化を目的として、MEX株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買い付け金額は1株2万4219円。買い付け期間は2月13日から3月12日。
MEXは、1997年に日本初の商用IX事業者として設立され、その後データセンター事業などを展開。2005年12月にはライブドア(現LDH)の子会社となったが、直後の2006年1月に証券取引法違反によりライブドアが摘発されたことから、MEXではライブドアに対して資本関係の見直しを要請。2006年12月に、MEX株式の31.56%がライブドアから日本SGIに譲渡され、日本SGIがMEXの筆頭株主となってきた。
フリービットでは、MEXは創業期より技術力に定評があり、多数のインターネットサービス事業者を顧客としてきた経験から、現在の業界の課題を解決するノウハウを多く保持していると説明。フリービットでは、MEXの公開買い付けにより子会社化することで、高品質なデータサービス事業をユーザーに提供することが可能となり、事業の進捗スピードを上げることによって事業拡大ならびに社会のユビキタス化に貢献できるとしている。
公開買い付けは、MEXの発行済み株式のうち6万3310株(発行済み株式総数の66.67%)の取得を下限として行われ、MEXの筆頭株主である日本SGIと、発行済み株式の20%を保有するLDHからは既に同意を得ている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.freebit.com/ir/pdf/2009-02-12.pdf
フリービット
http://www.freebit.com/
メディアエクスチェンジ
http://www.mex.ad.jp/
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( 三柳英樹 )
2009/02/12 17:40
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