欧州連合(EU)において学校間のネットワークを推進するイニシアチブである「eTwinning」に、5万校近くが参加していることが明らかになった。チェコのプラハにおいて15日まで開催されたeTwinningの会合で欧州委員会が発表した。
この会合では、eTwinningにおいて顕著な活動を行ったプロジェクト10件が表彰された。eTwinningへの参加校は今年で4万8286校に達し、異なる国の2つ以上の学校が関与するプロジェクトが1万1994件に達しているという。今回は500のプロジェクトがエントリーし、21カ国から40校が関与する10プロジェクトが表彰された。
表彰されたプロジェクトをみると、16~19歳の部門では、欧州全土でのピザビジネスなどをテーマに実際の経済活動に近いことを行うものもある。教育活動とはいえ、近い将来の経済活動に大きく影響することが予想され、EUの評価も高いことが伺われることから、今後もeTwinningの動向が注目されるところだ。
会合では、2009年を革新と創造の年にするとして、eTwinningの意義も強調された。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/262&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en
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( Gana Hiyoshi )
2009/02/16 13:24
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