米Adobe Systemsは米国時間9日、Adobe Reader/Acrobatのセキュリティアップデートを公開した。対象製品はWindows版とMac版のAdobe Reader/Acrobat 9.1.1およびそれ以前のバージョン。UNIX版については、米国時間の16日に公開予定としている。
現時点では、米国のダウンロードサイトで、Adobe Reader/Acrobatのバージョン9.1.2、8.1.6、7.1.3へのアップデーターが公開されている。また、ソフトウェアのオンラインアップデート機能でも更新が行える。
今回のセキュリティアップデートでは、JBIG2フィルタに存在する脆弱性など、これまでに確認されている合計12件の脆弱性を修正。脆弱性の中には、悪用することで任意のコードを実行させられる可能性のあるものも含まれている。
Adobeでは、四半期ごとに定例のセキュリティアップデートを公開する計画を発表しており、今回がこの計画に沿った初の定例アップデートとなる。
関連情報
■URL
Adobeによるセキュリティ情報(英文)
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb09-07.html
Windows版Adobe Readerのダウンロードページ(英文)
http://www.adobe.com/support/downloads/product.jsp?product=10&platform=Windows
Mac版Adobe Readerのダウンロードページ(英文)
http://www.adobe.com/support/downloads/product.jsp?product=10&platform=Macintosh
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( 三柳英樹 )
2009/06/10 13:16
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