「vPro友の会」情報
vProはどうやってイントラの壁を突破した? 可能にしたのは10年も前に登場し時代に埋もれていた技術「CIRA」だった
2024年12月11日 15:02
リモートワークが広まったことで増えたのがPCの持ち出し。どこでも仕事ができるようになって便利になった一方で、PCを管理する情シスにとっては苦労のタネにも。
そんな情シスの強い味方になってくれるのが、インテルの中でも最高のセキュリティ性能を持ち、さらに遠く離れた場所からでもPCを起動したり、BIOSをアップデートしたりできてしまうインテル vPro プラットフォームだ。
そんなインテル vPro プラットフォームの特徴や設定方法について、元インテルのエンジニアが解説している「vPro友の会」が更新された。
インテルEMAの登場
今回更新されたvPro よもやま話② インテルEMAの登場は、前回のvPro よもやま話② vProの「わかりづらさ」?に続き、vPro誕生にまつわる知られざる話を紹介する番外編の第3回です。
今回は、2019年11月にリモート管理サーバーのインテルEMA(Endpoint Management Assistant)が登場した話です。それまでイントラネットでなければリモート管理機能が使えなかったという状況が、EMAの登場によって一気に解決されたわけです。
と同時に、EMAでは、それ以降のvPro対応PCだけでなく、5年前に発売された世代のvPro対応PCまでサポート対象になるという驚きの発表もありました。これを実現したのは、2008年にリリースされたものの、ほとんど普及していなかった、CIRA(Client Initiated Remote Access)という機能だったのです。「コペルニクス的転回」とも書かれている、この技術の詳細は記事をご覧ください。
そのほか今回は、誰がvProを使っているのかについても紹介されています。その中でもリモート管理機能は誰が使っているのかについては、次回に続きます。次回もお楽しみに。
- 第1回 note、はじめました。
- 第2回 現在のインテル vPro プラットフォームについて
- 第3回 セキュリティやシステム管理関連の機能について
- 第4回 vPro の機能、どうすれば使えるの?
- 第5回 インテル AMTのプロビジョニングについて
- 第6回 インテル AMTのManual Setup and Configuration (前編)
- 第7回 インテル AMTのManual Setup and Configuration (中編)
- 第8回 インテル AMTのManual Setup and Configuration (後編)
- 第9回 インテル AMTのHost-based setup and configuration
- 第10回 インテル vPro プラットフォーム向けにインテル社から現在一般提供されているツールについて
- 第11回 インテル EMAでクライアントPCの管理を行う(構築編)
- 第12回 インテル EMAでクライアントPCの管理を行う(設定編)
- 第13回 インテル EMAでクライアントPCの管理を行う(クライアントPC接続編)
- 第14回 インテル EMAでクライアントPCの管理を行う(Admin Control Mode編)
- 第15回 インテル EMAでクライアントPCの管理を行う(Admin Control Mode編2)
- 第16回 Intel vPro Technology Module for Windows PowerShellを使ってみる(1)
- 第17回 Intel vPro Technology Module for Windows PowerShellを使ってみる(2)
- 第18回 インテル EMAでクライアントPCの管理を行う(二要素認証編)
- 第19回 インテル EMAでクライアントPCの管理を行う(続・二要素認証編)
- 第20回 インテル EMAでクライアントPCの管理を行う(トラブルシューティング編)
- 第21回 Intel vPro Technology Module for Windows PowerShellを使ってみる(3)
- vPro よもやま話①
- vPro よもやま話② vProの「わかりづらさ」?
- vPro よもやま話③ インテルEMAの登場