「vPro友の会」情報

vProはどうやってイントラの壁を突破した? 可能にしたのは10年も前に登場し時代に埋もれていた技術「CIRA」だった

 リモートワークが広まったことで増えたのがPCの持ち出し。どこでも仕事ができるようになって便利になった一方で、PCを管理する情シスにとっては苦労のタネにも。

 そんな情シスの強い味方になってくれるのが、インテルの中でも最高のセキュリティ性能を持ち、さらに遠く離れた場所からでもPCを起動したり、BIOSをアップデートしたりできてしまうインテル vPro プラットフォームだ。

 そんなインテル vPro プラットフォームの特徴や設定方法について、元インテルのエンジニアが解説している「vPro友の会」が更新された。

インテルEMAの登場

 今回更新されたvPro よもやま話② インテルEMAの登場は、前回のvPro よもやま話② vProの「わかりづらさ」?に続き、vPro誕生にまつわる知られざる話を紹介する番外編の第3回です。

 今回は、2019年11月にリモート管理サーバーのインテルEMA(Endpoint Management Assistant)が登場した話です。それまでイントラネットでなければリモート管理機能が使えなかったという状況が、EMAの登場によって一気に解決されたわけです。

 と同時に、EMAでは、それ以降のvPro対応PCだけでなく、5年前に発売された世代のvPro対応PCまでサポート対象になるという驚きの発表もありました。これを実現したのは、2008年にリリースされたものの、ほとんど普及していなかった、CIRA(Client Initiated Remote Access)という機能だったのです。「コペルニクス的転回」とも書かれている、この技術の詳細は記事をご覧ください。

 そのほか今回は、誰がvProを使っているのかについても紹介されています。その中でもリモート管理機能は誰が使っているのかについては、次回に続きます。次回もお楽しみに。

インテル vPro プラットフォームの代表的な活用用途