イベントレポート
「ゲームには5GHz帯がオススメ、有線LANを引き回せる人は勝ち組」~ライター加藤氏
DeToNatorも参加のASUSゲーミングWi-Fiルーターイベントが9月7・8日にヨドバシ梅田で開催
2019年9月10日 13:36
ASUS JAPAN株式会社は、DeToNator所属ゲーマーやテクニカルライターの加藤勝明氏が参加したイベント「DETONATOR×ASUS ゲーミングルーター徹底紹介」を9月7・8日にヨドバシカメラ マルチメディア梅田(大阪市北区)地下1階のPC周辺コーナーで開催した。
イベントには、テクニカルライターの加藤勝明氏とDeToNatorのYamatoN氏は7・8日両日、SHAKA氏が8日に参加。またPUBG MOBILEのプロプレーヤーからは、imoNari氏が7日、anatu氏が8日に参加した。
Wi-Fiルーターをゲームに使ったときの問題は?
両日とも、まずはASUS JAPAN株式会社の海野洋一氏と加藤勝明氏が、ASUSゲーミングブランド「ROGシリーズ」のWi-Fiルーター「ROG Rapture GT-AC2900」「ROG Rapture GT-AX11000」の魅力について解説。海野氏は、まず「ゲーミング=速い電波が遠くまで飛び、高速なのがトレンド」とし、3つの魅力として、ハイスペックなルーターが豊富なこと、メッシュWi-Fi機能「AiMesh」、トレンドマイクロ技術を採用したセキュリティ機能「AiProtection」を挙げた。
続いて登壇した加藤氏は、「ラスト1mが重要」としながらも、「有線LANなら、速度の安定性をいろいろ考えなくてもが鉄板で速度が出せる」とした一方で、「ルーターから有線LANケーブルを引き回せる人は勝ち組」と語った。
自宅の間取り図なども見せながら、「リビングのゲーム機だったり、インターネットの接続口が玄関にあったりすると、有線ケーブルをつなぐのは難しいので、無線に頼らなきゃいけない人も多い」点を指摘。
さらに、インターネット環境に“銀の弾丸”がはないとしつつ、高速なネット回線が引ける物件を「当たり」としつつ、大家の許可が必要だったり、実際には工事ができなかったりなど、環境によってさまざまな障害がある例を挙げた。
最後に、Wi-Fiをゲームに使う場合に、どう言う影響があるのかを、「Fortnite」を例にテストした結果も紹介した。
ゲームには5GHz帯がオススメ、特にWi-Fi環境でPINGの値が改善?有線の「ゲーミングLANポート」などの機能も紹介
第2部では、『DETONATOR×加藤勝明氏×ASUS座談会』と題したDeToNatorと加藤氏の座談会が催された。オンラインゲームを楽しむ基礎知識としてのPINGの重要性や、ASUSゲーミングルーターならではの機能である有線の「ゲーミングLANポート」、QoS機能である「ゲームブースト」などを紹介。
座談会では、11ac時代のハイエンドモデル「ROG Rapture GT-AC5300」を以前レビューしたYamatoN氏による検証結果も紹介しながら、特にWi-Fi環境でPINGの値が改善した結果も披露された。
8日に参加したプロストリーマーSHAKA氏の自宅は、なんと3つものインターネット回線を利用できるという。回線品質には、オンラインゲームと配信に、同時に使うこともあってシビアなのだという。以前の回線では、いわゆる“タマ抜け”なども起きていたとのことだが、現在は解決。混雑状況など、時間帯に応じて使い分けているとのことだ。
そんなSHAKA氏だが、「動画を見ていて途切れたときに、見に行ってみると必ず電子レンジを使っている」とその影響についてに触れると、加藤氏は「5GHzを使うようにすれば、影響されずらい、のではなくしないので全然OK」と対処を指南。
ただし、5GHz帯は電波が回り込みにくいため遮蔽物に弱く、とくに水のあるふろや台所などが間にある時には注意が必要とし、「間取りを考えてルーターを置くのが大事」と述べた。
PUBG MOBILEプロプレーヤーが2日間で3度の“ドン勝”を達成
第3部では、『PUBG MOBILEをROG Phoneを使って「ドン勝!」』と題し、まず7日にPUBG MOBILEのプロプレーヤーであるimoNari氏が、ASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone」を手に、ソロプレイでのドン勝ちを目指した。
戦闘開始前のYamatoN氏とのトークでは、「画面をタッチするので、違うスマホでは(筐体の)大きさも違い、持ち方やボタンの配置も普段の環境と異なるので大変」と話した。
使う端末によって使う指の本数などにも違いがあるそうだ。「iPadで9本指を使うプレーヤーもいる」とのこと。「使い方や配置、手の大きさや感覚による違いがある。指が多ければ選択肢が広がるので、僕は最初は2本指だったが、今ではiPadでもiPhoneでも5本指でプレーしている」と述べた。
実際のプレイでは、序盤はアイテムを集めつつ自動車も確保し、着実なプレイを進めていったimoNari氏。数々の機器を潜り抜け、最後に残った相手プレーヤーはグレネードを空中で誘爆させるなどレベルが高く、息詰まる一戦となった。しかし、体力を削られながらも終止符を打ち、なんと最初のプレイで見事“ドン勝”を達成した。
8日にプレイした同じくPUBG MOBILEプロプレイヤーのanatu氏は、まずYamatoN氏とのデュオプレイに挑戦。2回目でドン勝を達成後、今度はソロプレイでもドン勝。超満員となった会場は大いに沸いていた。