村田製作所、靴底のセンサーデータをBluetooth 4.0で送信するモジュール


靴底のセンサーデータをBluetooth 4.0で送信

 東京ビッグサイトで5月9日から11日まで、「第9回情報セキュリティEXPO」「第2回スマートフォン&モバイルEXPO」など12のIT専門展を併催する「Japan IT Week 春」が開催されている。

 「組込みシステム開発技術展」と「ワイヤレスM2M展」の会場では、センサーとネットワークの組み合わせによる製品やモジュール、ソリューションに関する展示が行われている。

 村田製作所のブースでは、靴に取り付けたセンサーで歩行パターンを読み取り、Bluetootheで送信する「歩行測定デモ」の展示を行なっている。1/10秒単位でセンサーの値を読み取ることで体重移動のパターンを測定し、Bluetoothでスマートフォンなどに送信し、データを解析して歩行パターンを表示する。

 低消費電力での通信が可能なBluetooth 4.0を利用することで、ボタン電池のような小型の電源でも動作し、靴底にも取り付けられる小型のモジュールになっている。iPhone 4Sや新型iPadにもBluetooth 4.0が採用されたことから、こうした機器とセンサーとの組み合わせ例のデモとして展示しており、実際に市販するには強度や防水などの対策が必要だが、技術的には難しいものではないという。

スマートフォンやタブレットでデータを表示デモの概要

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(三柳 英樹)

2012/5/10 06:00