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今週のフィンテック:スマホ決済は群雄割拠の状態から系列化へ進むか
2019年4月10日 11:15
この半年くらいの間に、さまざまな「○○Pay」が登場し、もはや図示してもらわなければ、なにがなんだかわからない状態にある。そのようななか、「LINE Pay」と「メルペイ」が業務提携をし、2019年夏をめどに加盟店を相互開放することが発表されている。他社にも参加を呼びかけているようだが、今後、こうしたサービス間の連携は進むのだろうか。……というより、ある程度は進んでもらわないとこの群雄割拠の状態は一般消費者、そして対象として挙げられている訪日外国人にとってはあまりにもわかりにくい。
店頭ではどの支払い方法が使えるのかとか、どのアプリを立ち上げるのかとかということで混乱をしてしまう場面もあり、支払いに現金の倍くらいの時間がかかる人もいる(自分も)。後ろに人がいてプレッシャーがかかると、思わず「現金で」と言ってしまうことで、利用機会が損失するのは本末転倒だろう。
ニュースソース
- 「あえてビッグデータを取りません」――スマホ決済「QuoカードPay」は“透明性”で攻める[ITmedia]
- 「ぐるなびPay」が決済手段を拡大、SuicaやPayPayなど14ブランドを導入[ITmedia]
- Origami Payがじぶん銀行の口座と連携可能に[ケータイWatch]
- SMBC日興証券が日本初、AIによる個人向け株式提案サービス[日経XTECH]
- TIS、経産省の訪日外国人向けQR決済サービス実証実験に参画[マイナビニュース]
- 公金決済プラットフォームにLINE Pay請求書支払いでの決済機能を追加[ニュースリリース]
- 「LINE Pay」と「メルペイ」が業務提携 2019年夏をめどに加盟店を相互開放 他社にも参加呼びかけ[ITmedia]
- 旅行で余った外貨などを電子マネーに変換できるポケットチェンジ、JR東日本スタートアップと資本業務提携[TechCrunch日本版]
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