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今日は何の日

12月15日:ソフトイーサが登場した日

SoftEtherのサービスイメージ(「INTERNET Watch」2003年12月15日付記事より)

 2003年の今日、筑波大学情報学類の学生である登大遊氏が仮想ネットワーク構築・通信ソフトウェアであるソフトイーサ(SoftEther)を発表しました。

 ソフトイーサは平成15年度未踏ソフトウェア創造事業未踏ユース部門に採択された「イーサネットのソフトウェア実装とトンネリングシステム」で、イーサネットをソフトウェア的にエミュレートすることによって、VPNを構築することができるというものでした。

 あまりにも革新的な技術であったため、ユーザーからは便利なソフトウェアとして高い評価を受けた一方、当時のネットワーク管理者からは新たな脅威となるとまで指摘されました。

 現在では、開発者の登氏が代表取締役を務めるソフトイーサ株式会社として事業化されています。

出典:「INTERNET Watch」2003年12月15日付記事
『仮想ネットワーク構築・通信ソフトウェア「SoftEther」が無償公開』

▼「TIMEMAP」で深読み
『ソフトイーサ』と『VPN』と『未踏ソフトウェア』の足跡をたどる


「今日は何の日」について(インプレスグループ創設25周年企画)

「今日は何の日」は、INTERNET Watchのバックナンバーから、今日という日付に起きた注目すべきニュースを取り上げて解説するシリーズコンテンツです。一般社団法人タイムマップの時系検索エンジン「TIMEMAP」の協力で実現しました。(時限企画:2018年3月まで)