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朝日ネット、「IP Messenger 4.0β」のリリースを発表、企業向け機能拡張を計画

「IP Messenger for Win v4.00 β」画面(「IP Messenger」公式サイトより)

 株式会社朝日ネットは15日、TCP/IPを使用したフリーのLAN用メッセンジャーソフト「IP Messenger for Win」の最新バージョンとなる「4.0β」を、同社主任研究員の白水啓章氏がリリースしたと発表した。新機能として、強力なログビューアー機能を搭載。10万を超えるメッセージを保管している環境でも、瞬時に過去の検索結果を表示できるという。ビューアーはタイムライン形式で表示でき、動作の軽快さ・見やすさが特徴だとしている。

 IP Messengerは、白水氏が1996年から開発しているソフト。サーバーレスで使用できる即時性や動作の軽快さから広く利用されており、企業内LANなどでのメッセージングソフトとして年間約100万ダウンロードを誇るという。

 朝日ネットは2015年より白水氏を主任研究員として迎え入れている。IP Messengerは引き続きオープンソースソフトとして提供していく一方で、朝日ネットは今後、エンタープライズ向けの拡張機能を計画。IP Messengerでやり取りされたデータの監査を支援するサーバーソフトを開発・提供することで、企業内メッセージングをサポートしていく考えだ。

 なお、4.0βはバイナリ(64bit版インストーラー/32bit版インストーラー)のみの提供だが、次回のバージョン「4.0」ではソースコードとともにリリース予定だとしている。

「IP Messenger」の特長(朝日ネットのプレスリリースより)