ニュース

オープンソースソフトの開発サイト、10月3日より「osdn.jp」から「osdn.net」へ

海外プロジェクトの増加やミラーサーバーの国際展開を受け

 OSDN株式会社は日、オープンソースソフトウェアの開発サイトである「OSDN」のサイトドメインを従来の「osdn.jp」から「osdn.net」へ10月3日に変更すると発表した。

 OSDNは、2015年5月に「SourceForge.JP」から改称し、サイトドメインも「osdn.jp」へと変更していた。この当初は日本を主な対象として運営する方向性を継続するとしていたが、サイトブランド変更前後に生じた他サイトでの不祥事も一因となり、海外を拠点とするオープンソースプロジェクトからの利用が相次いた。これに応じてソフトウェアダウンロード用のミラーサーバーを欧州、北米、南米、オセアニア、アジアなど8カ所に設置していた。

 こうした施策と、jpドメインの利用は、実態ににそぐわないことに加え、海外プロジェクトからのgTLDドメインへの移行が要望されていることから、グローバルな開発サイトとして位置付けるため、今回、サイトドメインを変更することになったという。

 現在は日本語での利用時はosdn.jpのルートドメインが使用され、他の言語よりも優遇されていたが、移行後は各言語別のサブドメインにリダイレクトされる仕様となる。

 現在、メール系のサービスおよびプロジェクトは「osdn.me」ドメインを使用しており、これについては現行ドメインのまま変更されない。ニュースサイト「OSDN Magagine」のURLは、「https://mag.osdn.jp/」へと変更される。また、移転後もosdn.jpを含む過去に利用されていたドメインは継続して保持され、アクセスはリダイレクトされるとのこと。