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Twitter、6秒ループ動画サービス「Vine」が終了へ、「社内改編」により

「Vine」終了を発表した公式ブログの記事

 Twitterは27日、6秒ループ動画の作成・共有サービス「Vine」を今後数カ月で終了すると発表した。詳細な対応は後日案内する予定。

 Vineは2013年1月にサービスを開始。専用のiOSアプリで最長6秒の動画を撮影し、タイムライン上で閲覧・共有することができる。後にAndroid版アプリも公開され、ウェブへの対応、編集機能の強化などが進められていた。

 2015年1月には、都内のTwitter Japan株式会社オフィスで記者会見を開催し、運営の好調ぶりをアピールしていた。サービスをグローバル展開する中でも、日本市場は特にユーザー数の伸びが大きかったという。

 今回、公式ブログにて公開された記事によれば、現時点でサービスへの影響はない。公開済みの動画についても当面はアクセスでき、投稿した動画のダウンロードも可能になるという。サービス変更を行う場合はアプリやウェブサイトであらためて告知する。

 日本語版Twitterの公式アカウントでもVineの終了がすでに告知されており、終了の理由について、社内改編に伴うものとしている。なお、27日には米国でTwitterの2016年第3四半期決算が発表されており、前年同期と比較して広告収入は増加したものの、1億300万ドルの純損失を計上した。赤字傾向は続いており、従業員の9%をリストラ・削減することもあわせて表明している。