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「LINEアンケート」を活用した調査事業者向けのユーザーリサーチプラットフォーム「LINE Research Platform」

 LINE株式会社は14日、調査事業者向けのユーザーリサーチプラットフォーム「LINE Research Platform」を公開した。

 LINEでは、LINE関連サービスの企画開発や機能改善を目的に、LINEユーザーにアンケートを実施するモニター組織「LINEサポーターズ」を2012年11月より運営している。これをLINE Research Platformとして調査事業者向けに提供するにあたり、11月8日には「LINEアンケート」に改称した。

 LINE公式アカウントである「LINEアンケート」の友だち登録数は現時点で450万人で、このうち57%が15~29歳となっている。12月7日までは友だち追加によりスタンプを無料配布しているほか、アンケートへ回答したユーザーにはポイントを付与している。アンケートの回答には、氏名、性別、生年月日、職業、婚姻、都道府県、メールアドレス、LINE利用機器の入力が必須となっている。

 アンケートはプッシュ通知で配信され、ユーザーがリアルタイムで確認できるほか、回答画面がLINEアプリ内で完結していて離脱率が低く、ユーザーリサーチを効果的に行えるとのこと。最終回収目標数に対するこれまでの回答実績は、60分以内で45%超、1日以内で80%超となっており、緊急調査など、短期間の調査にも対応が可能だという。

 博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所が行っている「メディア定点調査2016」によれば、従来のインターネットによるユーザー調査はPCが主流だが、スマートフォンの普及に伴い、PCの利用時間は2011年をピークに減少に転じており、携帯電話・スマートフォンとの差は拡大を続けている。特に若年層では、この傾向が顕著だという。

 LINEではLINE Research Platformについて、6400万人を超えるLINEのユーザー基盤とアクティブ率の高さ、若年層に対する高いリーチをうたっている。LINE Research Platformを公開することで、外部企業によるマーケティングをサポートするとしている。