ニュース

つぶやきでマーケティング調査する「#Twitter文化研究所」設立、収束したブームの分類やリツイートされやすさ分析など

 株式会社NTTデータは8日、Twitter上のつぶやきをもとにマーケティング調査を行うプロジェクト「#Twitter文化研究所」を設立したと発表した。Twitter Japan株式会社と協業したもの。

 NTTデータの日本語解析エンジン「なずき」の自然言語処理やビッグデータ解析力を利用することで、世代や地域、興味・関心に基づいた国内の生活者意識を分析する。

 具体的には、造語が生まれやすいハッシュタグの特徴を生かし、すでに文化として定着しているものや、収束したブーム、今後ブームが起こる可能性のあるものを定量的に分類できるとしている。

 また、リツイート内容を分析することで、特定セグメントのユーザーが好みやすいツイートの傾向を導き出せるという。例えば、リツイートされやすいメディアタイプ(写真、動画など)を世代ごとに分析するなど、どのような内容のツイートがアプローチしたい層に拡散されやすいか把握できる。

 NTTデータによると、これまでのTwitterを活用したマーケティング調査では、実際のユーザーの顔が見えないといった課題があり、マーケティング活動を行う上で、現場独自の"勘と経験"に基づく取り組みが多かったという。今回のサービスにより、Twitter上のデータから、特定のセグメントごとの発言を分析し、ユーザーの意識を定量的・定性的に分析したデータを提供することで、企業ごとのニーズにあったマーケティング活動を実現できるとしている。

 なお、2022年までに10億円の売り上げを目指すとしている。