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Adobe、「Flash Player」のセキュリティアップデート公開、脆弱性9件を修正

Shockwave Player/Captivate/Digital Editionsでもアップデート提供

 Adobe Systemsは13日、「Adobe Flash Player」など同社ソフトウェア製品についてのセキュリティ情報を公開し、脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。ユーザーに対して、アップデートを適用して最新バージョンに更新するよう推奨している。

 Windows/Macintosh/Linux向けの「Adobe Flash Player Desktop Runtime」と、「Adobe Flash Player for Google Chrome」の最新バージョンは「26.0.0.126」、Microsoft Edge/Internet Explorer 11向けは「26.0.0.120」。いずれもCVE番号ベースで9件(CVE-2017-3075~3079、3081~3084)の脆弱性を修正している。脆弱性の危険度は、3段階中で最も高い“Critical”とレーティングされており、攻撃者にシステムを乗っ取られる可能性があるものだ。

 アップデート適用の優先度は、Linux版デスクトップランタイムを除き、3段階中で最も高い“Priority 1”。システム管理者によって直ちに適用されること(例えば72時間以内)が推奨されている。Linux版デスクトップランタイムは“Priority 3”で、システム管理者が判断したタイミングでの適用が推奨されている。

 このほか、「Adobe Shockwave Player」では“Critical”1件、「Adobe Captivate」では“Important”1件、「Adobe Digital Editions」では“Critical”4件を含む9件の脆弱性が修正されている。

 アップデート適用の優先度と対象OSは、Adobe Shockwave Playerが“Priority 2”でWindows向けに、Adobe Captivateが“Priority 3”でWindows/Mac OS向けに、Adobe Digital Editionsが“Priority 3”で、Windows/Mac OSに加えてAndroid/iOS向けにもGoogle Play/App Storeで提供されている。