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ネット環境不要で広域通信可能な「BLEルーター」、IoTデバイス開発のBraveridgeが提供

 IoTデバイスの開発などを手掛ける株式会社Braveridgeは、BLE(Bluetooth Low Energy)端末をLTEやLPWA(Low Power Wide Area)などの広域通信網へ中継接続する「BLEルーター」シリーズを発表した。インターネット環境の無い場所でも、BLE端末とBLEルーターを組み合わせることで、例えば、安否確認・火災検知・開閉探知・牧場管理システムなどのIoTサービスを提供できるとしている。提供時期は年内を予定。

 ラインアップするモデルは、3G接続の「BB3GR1」、LTE接続の「BBLTR1」、LTE/Wi-Fi接続の「BBLTR1-W」、CAT-M1接続の「BBCMR1」、NB-IoT接続の「BBNBIR1」、LoRaWAN接続の「BBLRR1」、LoRaWAN/GNSS接続の「BLRBG-CR123」「BLRBG-USB」、Sigfox接続の「BBSFR1」。

 同社開発のBT5.0-LongRangeモジュールと独自ファームウェアを採用しており、低コスト・低消費電力・長距離通信(1kmまで)を実現。BLE端末が取得したデータはBLEルーターに集約された後、3G/LTE/Cat-M1/NB-IoT/LoRaWAN/Sigfoxなどを介して、インターネットに接続する。

 インターネットを介してBLE機器をスマートフォン/PCアプリと接続する「インターフェースサーバー」も別途提供されるが、価格は未定。LTE接続モデルを使用する場合、2年間のSIM通信費込で1万5000円から(月額契約不要)を検討しているという。「オフィスビル内の複数のトイレ(20カ所まで)の使用状況をスマートフォンから確認するといったことがわずか数万円のハードウェア投資で可能になる」としている。