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トライバンド対応となったメッシュWi-Fi上位機種「Deco M9 Plus」、TP-Link USAが発表

Bluetooth/ZigBee対応のスマートホームハブ機能も新搭載

 TP-Link USAは、トライバンドとBluetooth/ZigBeeに対応したメッシュネットワークシステムの新製品「Deco M9 Plus」を米国で発表した。価格は2台セットで299.99ドル、1台では179.99ドル。

 Deco M9 Plusは、日本国内で既発売の「Deco M5」の上位にあたる製品。Deco M5は最大通信速度867Mbpsの5GHz帯×1、同400Mbpsの2.4GHz帯×1のデュアルバンドに対応するが、Deco M9 Plusは同867Mbpsの5GHz帯×2、同400Mbpsの2.4GHz帯×1のトライバンドに対応する。

 3台で約6500平方フィートの範囲をカバーするとされ、最大100台でのメッシュネットワーク構築に対応する。メッシュネットワークの通信環境は1つのSSIDとして表示され、クライアントがどの帯域を用い、どの無線LANルーターに接続するかは自動的に設定される。ルーター間の接続は同社独自の「TP-Link ART」技術により、最適な経路と2.4/5GHz帯での通信が自動的に選択され、ユーザーが接続先や設定を意識する必要はない。

 このほか、Bluetooth 4.2とZigBee HA1.2に対応するスマートホームハブ機能を新たに搭載。Amazon Echo Plusと同じく、スマートライト製品「Philips Hue」などのIoT機器をコントロールハブ不要で直接接続して制御できる。

 Alexaスキルを用いた音声コントロールやIFTTTに、Deco M5同様に対応するほか、セキュリティとQoSの機能などを提供する「TP-Link HomeCare」も利用可能。

 本体にはクアッドコアCPU、512MBメモリ、4GB eMMCを搭載するほか、1台ごとにWi-Fi用に6本、BluetoothとZigBee用に各1本で計8本のアンテナを搭載する。

 本体は円形で、頂点部分に装備するLEDは、多色発光によりデバイスの状況を表示する。本体サイズは直径144mm、高さ64mm。背面には、WANとLANを自動認識するシェアタイプのギガビット対応有線ポート×2に加え、新たにUSB 2.0ポート×1を装備する。