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今度のGoogle Chromeはhttpサイトを警告する仕様に、一方で国内主要サイトの4割が常時SSL未対応~あとらす二十一調査

 株式会社あとらす二十一は、世界・国内主要企業サイトの常時SSL(https)対応状況についての調査結果を発表した。フォーチュン誌「Global 500」2017年版に掲載された企業および「日経225」に選定された企業を対象に、PCによる目視調査を6月26日に行った。

 世界主要企業サイトのhttps完全対応率は2018年6月時点で52.4%(2018年3月時点の前回調査では47.0%)、http併用が18.4%、未対応が29.2%だった。

 国内主要企業サイトでは、https完全対応率が40.0%(前回調査では27.6%)、http併用が19.1%、未対応が40.9%。

世界・国内主要企業サイトの常時SSL対応状況

 今月リリース予定の「Google Chrome 68」では、https未対応のページにアクセスすると「保護されていない通信」という警告をアドレスバーに表示する仕様になるため、常時SSLに対応することが望ましい状況だ(「窓の杜」2月9日付関連記事「Google Chrome 68」ではすべてのHTTP接続サイトが“安全でない”サイト扱いに参照)。

「Google Chrome 68」では、https未対応のページに警告が表示されるようになる