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「マカフィーリブセーフ」最新版発売、ブースト機能でアプリ動作やウェブ閲覧が快適に

 マカフィー株式会社は、個人向けセキュリティ対策ソフト「マカフィーリブセーフ」などの最新版を11月29日に発売する。

 製品ラインアップは「マカフィーリブセーフ」(台数無制限1年版8980円)、「マカフィーインターネットセキュリティ」(台数無制限1年版7180円)、「マカフィーアンチウイルス」(PC1台1年版2916円)(いずれも同社オンラインストアの税込価格)。対応OSは、Windows/Mac/Android/iOS(マカフィーアンチウイルスはWindows版のみ)。

 店頭向けには、マカフィーリブセーフ台数無制限3年版/1年版のパッケージと3カ月版のPOSAカード、マカフィーアンチウイルスのPC1台1年版をラインアップする。

特定のアプリの動作速度を高速化、不要なデータ通信を遮断する機能も

 最新版では、マカフィーリブセーフ、マカフィーインターネットセキュリティ、マカフィーアンチウイルスがインストールされたデバイスのパフォーマンスを改善する「マカフィーアプリブースト」機能が搭載された。

 特定のアプリを起動すると優先的にリソースを割り当て、アプリの起動や動作を高速化するのが特徴。同社調査ではCPUの処理速度が33%向上、アプリの起動時間が6%向上したという。なお、高速化の対象となるアプリはユーザーごとに異なるわけではなく、同社製品のユーザーから収集したアプリの使用頻度データを元に適宜適用されるという。

 また、ウェブ閲覧中の不要なデータ通信を削減する「マカフィーウェブブースト」機能も搭載。自動再生される動画などのトラフィックを遮断する。

マカフィーアプリブースト
マカフィーウェブブースト

 Android/iOS版はUIを刷新。Android版はトラフィックの多いアプリを確認できるデータ使用状況追跡機能のほか、検知エンジンに機械学習機能を追加することで、効率的にマルウェアを検出できるようにした。iOS版は写真や動画をPIN番号で保護する機能などを搭載。Mac版もUIを刷新することで、ホーム画面からデバイスの保護状況が分かりやすくなった。

ウェブフィルタリング機能「セーフファミリー」をリブセーフに統合

 これまで単体の製品として提供されていたウェブフィルタリングソフト「マカフィーセーフファミリー」が、マカフィーリブセーフに統合された。

 マカフィーセーフファミリーは、フィルタリング機能に加え、システムのアクティビティ、年齢別のルール設定や位置情報確認機能などを備える。アクセスを制限したサイトやアプリの使用許可を子どもが申請するリクエスト機能も備える。単体版と同一の機能を備えているのが特徴。

 なお、マカフィーセーフファミリーの単体販売は引き続き行うとしている。

マカフィーセーフファミリー
制限されたアプリを開くとブロック画面が表示される
リクエスト機能でアプリの使用許可を申請できる

 マカフィーの青木大知氏(CMSB事業本部コンシューママーケティング本部執行役員本部長)が紹介した電通マクロミルインサイトの調査によれば、中高生の45%は自身が「スマートフォンに依存している」と回答したという。主にメッセージアプリでの既読・未読が気になって集中できない問題などがあるそうだ。

 青木氏は、子どももスマートフォンを頻繁に使用するようになったため、オンラインからの脅威にもさらされやすくなったという。親子間で利用ルールについて話し合うだけでなく、安全にインターネットを利用するためのセキュリティ対策が必要だと述べた。今回、マカフィーセーフファミリーをマカフィーリブセーフに統合したのも、こうした問題に関する対応の必要性が高まってきたことを受けたものだと説明した。

マカフィー株式会社の青木大知氏(CMSB事業本部コンシューママーケティング本部執行役員本部長)