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匿名質問サービス「Peing」がサービス再開、第三者がなりすましツイートできる問題などでメンテ繰り返す

登録メールアドレスやパスワードを使い回している場合は変更を


 匿名質問サービス「Peing -質問箱-」にセキュリティ上の問題が発生し、メンテナンスが実施されていたが、1月31日12時40分よりサービスを再開した。

 同サービスを運営する株式会社ジラフによると、同月28日18時にユーザーからの問い合わせにより社内調査を行った結果、セキュリティ上の脆弱性が判明した。Peingを利用するTwitteユーザーのAPIトークンを第三者が取得できる状態になっていた。

 29日19時ごろに「検知されていた問題は全て解決」したということで一度メンテナンスを終了したものの、「一部問題がある」ことが判明したため再度メンテナンスを実施した。


 脆弱性を悪用されることで、Peingに登録されたユーザーのメールアドレスやハッシュ化されたパスワードの閲覧のほか、Twitterに登録されているメールアドレスの閲覧、過去のツイート情報の閲覧(非公開ツイート含む)や書き込み、相手先を指定したダイレクトメッセージの送付などが可能な状態になっていたという。

 ハッシュ化されたパスワードについては、「相応な環境と時間をかけて特定のユーザー様のパスワードを調べることが理論上不可能ではありません」という。そのため、登録されたメールアドレスやアカウント名、パスワードを他のウェブサービスでも使い回している場合は変更するよう注意を促している。

「Peing-質問箱-に関するお詫びと詳細のご説明(第一報)」株式会社ジラフのプレスリリースより