ニュース
3万点以上のアートをWi-Fiで表示できるスマートアートキャンバス「Meural」、「アートとユーザーを接続するプラットフォームへ」ネットギア前田氏
2019年3月1日 17:07
ネットギアジャパン合同会社は、スマートアートキャンバス「Meural」の国内取り扱いを開始することを明らかにした。
2014年に起業された開発元のMeuralを、米Netgearは2018年8月に買収している。製品としてのMeuralは、音声やジェスチャーで操作できるスマートアートキャンバスのハードウェアと、3万点以上のアート作品をクラウドに収録するライブラリー「my.meural.com」からなる。
ぎらつきのないマットな質感でアートを表示
表示領域は27インチで、1920×1080ピクセル。1677万色の表示が可能で、コントラスト比は1000:1。単なるデジタルフォトフレームではなく、特許技術である「True Art Technology」を採用。ぎらつきのないマットな質感での表示が印象的だ。
本体にはWi-Fiを内蔵しており、年額のメンバーシップに加入することで、クラウド上にある3万点以上の絵画を表示できる。本体には30枚ほどの絵が保存可能で、手持ちの画像や動画をアップロードして表示することもできる。
ネットギアジャパン合同会社マーケティングマネージャーの前田力氏は「全く知らなかったような作品に出会う体験を提供できるのが価値」と述べた。NETGEARでは今年1月開催のCESでもMeuralの展示を行い、「イノベーションアワード」を受賞している。
1月には、アメリカ人の画家であるNorman Rockwellの作品350点がライブラリーに追加された。前田氏は「クリエイターの権利を守りながら、アートとユーザーを接続するようなプラットフォームとなることを目指している。皆さんがよく知っている驚くような作品、デザイナーとの契約も決まっている」と述べた。こうしたコンテンツ拡大の活動は、今後も継続していくという。