ニュース
7月のフィッシング詐欺に関する報告は4322件、増加傾向続く
2019年8月6日 18:50
フィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング詐欺に関する報告は、7月は4322件で、6月の3788件から534件増加した。また、フィッシングサイトのURLに関する報告は2189件、悪用されたブランド件数については61件だった。
これまでと同様に、AmazonやApple、LINE、ゆうちょ銀行、楽天をかたるフィッシングメールについての報告が多数寄せられている。また、通信キャリアをかたるフィッシングサイトや、配達の不在通知を装ってフィッシングサイトや不正アプリのインストールへ誘導するウェブサイトに関する報告もあった。
スマートフォンユーザーを狙ったフィッシングについては、SMS経由でフィッシングサイトに誘導する“スミッシング”の報告が増えている。
SMSはメールと比較すると文面や差出人などの情報が少なく、本物と見分けることが難しいことから、ログインを促すようなメールやSMSを受信した際は、正規のアプリやブックマークした正規のURLからサービスへログインして情報を確認するようフィッシング対策協議会では呼び掛けている。
また、メールアカウントが乗っ取られて、フィッシングメールを送信しているとみられるケースも多く確認されている。身に覚えのない送信エラーメールを受信した場合は、メールアカウントのパスワードを変更し、メール送信履歴などを確認するよう促している。