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決済サービス系フィッシングサイトが2.7倍増加、「JCB」「PayPal」など、BBSS「インターネット詐欺リポート」

フィッシング詐欺サイトで盗用されたブランドの上位10件(2019年11月/12月度)

 BBソフトサービス株式会社(BBSS)は30日、フィッシング詐欺対策ソフト「詐欺ウォール」で検知したデータに基づく2019年12月度の「インターネット詐欺リポート」を公表した。調査の結果、決済サービス事業者をかたるフィッシングサイトが増加していることが分かった。

 決済サービス事業者をかたるフィッシングサイトの件数は、2019年10月が62件、11月が40件だったが、12月は109件で再び増加に転じる(11月から2.7倍増加)。フィッシングサイトで盗用されたブランドの上位10件は以下のようになった。

1位:Amazon
2位:Apple
3位:Microsoft
4位:JCB
5位:三井住友銀行
6位:日本郵便
7位:佐川急便
8位:PayPal
9位:楽天
10位:UCカード

 11月には10位以下だったクレジットカード会社や決済サービスが浮上している。他のフィッシングサイトと同様、社名やブランド名を詐称したメールから、偽のログインページに誘導して、ID・パスワードなどのログイン情報、クレジットカード情報、氏名、メールアドレス、住所などの個人情報を詐取するのが特徴だ。

 ログインを促す不審なメールやSMSを受信した場合は、あらかじめブックマークした正規のURLからウェブサイトへアクセスするなどして被害を避けるよう呼び掛けている。

 詐欺ウォールは、フィッシング詐欺、偽販売サイト、偽警告など、ウェブブラウザー経由の詐欺をブロックするソフト。Android/iOS版、Windows/macOS版を提供している。