transixが10Gbpsの「フレッツ 光クロス」に4月1日から対応、MFEEDが発表

　インターネットマルチフィード株式会社（MFEED）は、フレッツ光向けに従来から提供しているIPv6 IPoE方式のインターネット接続サービス「transix」が、10Gbps対応の「フレッツ 光クロス」にもサービス開始初日から対応すると発表した。

　transixは、IPv6インターネット接続と、DS-Lite方式によるIPv6ネットワーク上で実現するIPv4インターネット接続のデュアルスタックのローミングサービス。MFEEDではISP事業者向けに提供しており、エンドユーザーは各ISPが提供する対応サービスにより利用できる。

　この対応により、transixを提供している株式会社インターネットイニシアティブ（IIJ）などのISPでは、自社設備を準備することなく高速・大容量通信に対応したサービスをスピーディーに提供可能となるとしている。

　フレッツ 光クロスでは、「transix IPv4接続（DS-Lite）」、「transix IPv4接続（固定IP）」の2つが利用可能。前者では対応ISPで「IPv4接続（DS-Lite） HGWタイプ」の利用を申し込めば「フレッツ 光クロス対応レンタルルータ」を利用できる。ただし、transix IPv4接続（固定IP）は「フレッツ 光クロス対応レンタルルータ」には非対応。

　なお、MFEEDでは、弊誌で取材した3月9日付のインタビュー記事『これで安心！　HGWがDS-Liteに対応しても外付けルーターでの接続もOK！　インターネットマルチフィードに聞くtransixの今』の際、すでに対応を前向きに検討しているとしていた。

　このほか、「v6プラス」を提供する日本ネットワークイネイブラー株式会社（JPNE）と株式会社朝日ネットの各VNE（Virtual Network Enabler）事業者も、「フレッツ 光クロス」への対応を発表済みだ。