愛知県で10Gbpsサービス、「USEN GATE 02」「ARTERIA光」法人向けプランの提供エリア拡大

　株式会社USEN ICT Solutionsとアルテリア・ネットワークス株式会社はともに、最大10Gbpsまでラインアップした法人向けインターネット接続回線サービスについて、愛知県内での提供開始を発表した。受付はすでに6月30日より始まっており、提供開始は9月下旬の予定。名古屋市西区・中村区・熱田区・中川区・東区・中区・北区・千種区、西春日井郡豊山町で順次、サービスを開始する。

　今回、愛知県にサービスエリアを拡大するのは、USEN ICT Solutionsの「USEN GATE 02 プレミアインターネット」と、アルテリアの「ARTERIA光 インターネットアクセス」。すでに首都圏と大阪で提供しているもので、愛知県内がサービスエリアになるのは今回が初めて。

「ARTERIA光 インターネットアクセス」サービス提供イメージ（アルテリア・ネットワークス株式会社の同サービス紹介ページより）

　ともに、加入者側の終端装置から通信局舎までのアクセス回線区間を1社で占有するタイプのサービス。最大通信速度が上り／下り100Mbps～同10Gbpsまでの7つから選べるベストエフォート型プランのほか、最大通信速度が上り／下り1Gbpsで、アクセス回線区間の確保帯域を10Mbps～500Mbpsまでの6つから選べるギャランティ型（帯域確保型）プランを用意。いずれも、付与される固定IPアドレスが1個・8個・16個・32個から選べる。

　料金は、例えば、最大通信速度が上り／下り10Gbpsのベストエフォート型プランで、固定IPアドレスが32個の場合、月額26万8000円（税別、以下同じ）。一番安価なプランは、同じく100Mbpsのベストエフォート型プランで、固定IPアドレスが1個の場合で月額2万2000円だ。このほか、初期費用10万円、工事費（実費）などが必要で、最低契約期間は1年間。

　アルテリアによると、「昨今の新型コロナウイルス感染症対策として、自宅でのテレワークや社外からのモバイル接続が急増したことで、これまでにも増して企業の社内ネットワークに通信が集中していることから、通信の遅延解消に関するお客様からのお問い合わせが増えている」という。今回、「愛知県においても順次サービスを提供することで、新型コロナウイルス感染症対策による出張の中止、自宅でのテレワーク急増などに伴う、高品質なネットワーク環境需要の増加に対応する」としている。