UCSカードをかたるフィッシングメールに注意、「UCSネットサーブ」登録画面に偽装したサイトへ誘導

　UCSカードをかたるフィッシングメールが確認されたとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。誘導先のフィッシングサイトは11月9日13時30分時点で稼働を停止しているが、類似のフィッシングサイトが公開される可能性があるとして引き続き注意を呼び掛けている。

　フィッシングメールの件名は「UCSカード株式会社から緊急のご連絡」。本文は「第三者が不法悪意ログインあなたのUCS webサーピス」「至象、USCカード会員サーピスに修正情報を再登録してください」（原文ママ）などと不自然な日本語で記載されており、リンク先のウェブサイトへ誘導する。

メール文面（フィッシング対策協議会の緊急情報より）

　誘導先はUCSカード会員向けウェブサービス「UCSネットサーブ」の利用登録画面を装ったフィッシングサイトで、カード番号、有効期限、氏名、生年月日、電話番号などの入力欄が表示される。

誘導先の偽サイト（フィッシング対策協議会の緊急情報より）

　サービスへログインする際は、メールやSMS内のリンクではなく、スマートフォンの公式アプリやウェブブラウザーのブックマークなどからのアクセスを心掛けるよう、注意を呼び掛けている。

UCSの正規のメールアドレス、SMSおよびURL

　なお、株式会社UCSでは、下記送信元以外からメールやSMSを送ることはないとして、同社ウェブサイトにて注意喚起を行っている。