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5月のネットトラフィックは前年比57.4%増、総務省の研究会がトラフィックの改善提案を募集、23日まで

 総務省は、インターネットのサービス品質確保に向けて、全体的な視点からインターネット経路上の諸課題について議論、検討するため、「インターネットトラヒック研究会」を12月1日に開催。これを受けてインターネット経路上の諸課題と、その対策などに関する提案について、12月23日必着で募集を行っている。

 同研究会の開催にあたっては、「固定インターネットのトラヒックは大幅に増加(2020年5月は対前年同月比57.4%増)しています」とされ、ニューノーマルな社会において、テレワークなどデジタル活用が一層進むことで、トラフィックのさらなる増加が想定される中、インターネット全体の混雑緩和や地域格差のない通信品質の確保を図ることが重要とされていた。

 提案の募集対象は、電気通信事やコンテンツ事業者に加え、一般の利用者も含まれる。提出に際しては、提出用フォーマットに氏名、住所、法人や団体なら名称、代表者の氏名、事務所の所在地、並びに連絡先を明記し、提案を補足資料などがあれば添付する。

提出用フォーマットのイメージ

 内容には、「各検討項目に関する諸課題」「それに対して考えられる具体的な対策等の提案」を記入した上で、下記の検討項目から該当するものを、フォーマットへ記載する必要もある。

  1. 「新たな日常」におけるインターネット利用とその依存度の変化
  2. 通信事業者などのインターネットトラフィックへの対応状況
  3. 利用者側のインターネット接続環境
  4. インターネットトラフィックの首都圏一極集中の状況

 提案の送付は、基本的には電子媒体とされ、@@link|https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000177.html|プレスリリース|Bn@からリンクされたPDF「別添「提出用フォーマット」に記載されたインターネットトラヒック研究会事務局宛てのメールアドレスで受け付けている。