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10GBASE-T対応の2ベイ/4ベイ/ラックマウントNASをアイ・オーが発売、「Windows Server IoT 2019 for Storage」を採用
2020年12月9日 15:51
株式会社アイ・オー・データ機器は、法人向けNAS「LAN DISK Z」として、10GBASE-Tに対応し、「Windows Server IoT 2019 for Storage」を採用する2ベイ、4ベイ、4ベイラックマウントの6シリーズ全22モデルを12月下旬から1月中旬に出荷する。
「Windows Storage Server 2016」の後継となる「Windows Server IoT 2019 for Storage」は、Active Directory環境で高機能なアクセス制御機能を利用できる上、通常のWindows Serverとは異なりCAL(Cliant Access Lisence)不要で利用でき、通常のWindows OSとの統合管理も可能なため、同社の製品としては、中規模企業などを中心に多くの出荷実績がある。
SMB 3.1.1に対応し、セキュリティも向上。共有フォルダーのシャドウコピー機能も搭載する。上位のStandart Editionを採用する3モデルでは「データ重複除去機能」も利用できる。下位のWorkgroup Editionでは50までとなるユーザー数が、Standart Editionでは無制限。
いずれも、Atom C3338(デュアルコア、2.2GHz)のCPUと、8GB ECCメモリを搭載。本体背面には10GBASE-T×1に加え、1000GBASE-T×1、USB 3.2 Gen 1×2、USB 2.0×1、HDMI×1、前面にはUSB 2.0×1の各ポートを装備する。
同社のクラウド型NAS管理サービス「NarSuS(ナーサス)」により、複数拠点に設置したNASについて、外付けのHDDやUPSの状態を一括で監視・管理できるのも特長。
本体サイズ(幅×奥行×高さ)は、2ベイのHDL2-Z19SATAとHDL2-Z19WATAが約101×210×160mm、4ベイのHDL4-Z19SATAとHDL4-Z19WATAが約163×210×160mm、4ベイラックマウントタイプのHDL4-Z19SATA-UとHDL4-Z19WATA-Uが約430×407×44mmで、価格は以下の通り。
モデル | 容量 | Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition(SCA) | Windows Server IoT 2019 for Storage WorkGroup Edition(WCA) |
HDL2-Z19SATA(2ベイ) | 2TB | 18万3000円 | 8万8000円 |
4TB | 19万5000円 | 11万9000円 | |
8TB | 23万円 | 15万円 | |
16TB | 33万円 | 23万円 | |
1920GB | 43万円※ | ― | |
HDL4-Z19SATA(4ベイ) | 4TB | 23万円 | 15万1000円 |
8TB | 25万8000円 | 17万8000円 | |
16TB | 32万8800円 | 24万8000円 | |
32TB | 52万8000円 | 42万円 | |
3840GB | 59万8000円※ | ― | |
HDL4-Z19SATA(4ベイラックマウント) | 4TB | 25万3900円 | 21万円 |
8TB | 27万8000円 | 23万8000円 |
※SSDモデル、受注生産