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平日4泊5日で19,800円~、テレワーク向け宿泊予約サイト「Otell」、ガイアックスが提供開始
2021年3月25日 13:55
株式会社ガイアックスは、テレワークに必要な設備やWi-Fi環境が整っている宿泊施設の平日(月曜~金曜)4泊5日の宿泊プランを提供するサービス「Otell」を開始した。宿泊プランの料金(税別)は1万9800円、2万4800円、2万9800円の3種類。ホテルの稼働率が低くなる平日のプランのため、通常料金より安く利用できるとしている。
利用できる宿泊施設は現在、5都県の12施設。例えば、東京都墨田区のホテルアマネクと栃木県那須町のホテルフロラシオン那須は1万9800円、神奈川県箱根町の箱根湯本ホテルは2万4800円など。
Otellで取り扱う宿泊施設では、テレワークに集中でき、プライバシーが確保された個室を提供。Wi-Fi、電源、机、椅子、ディスプレイ、デスクライト、テーブルタップなど、仕事に必要な道具がそろっている。
ガイアックスが行ったヒアリング調査によると、「遠くても都内に1~2時間で移動できる場所でホテルワークがしたい」との声があったという。その理由としては「急なオフラインの打ち合わせが入ることもあるから」「仕事時間を確保するから」を挙げている。
そのため、Otellで提供する宿泊施設は、都心から公共交通機関を利用して1~2時間で移動できる範囲だ。
実際に利用した40代のフリーランスは、在宅勤務は「家族の時間に合わせないといけないし、集中環境を作ることができない」として、Otellを利用。「気分転換や効率アップだけでなく、環境づくりの大切さや時間の使い方を考える良いきっかけになった」としている。
一方の宿泊施設側は、箱根湯本ホテルによると「予約がゼロの日もある」というほど稼働率が低い状態で、「今までのように団体のお客様をおもてなしするということも難しくなった」という。しかし、「ワーケーションでの箱根湯本ホテルのご利用が、新たな箱根の過ごし方の始まりになればと期待している」としている。
ガイアックスでは今後、利用できる宿泊施設を大阪、名古屋、札幌、福岡の各都市圏にも広げる予定だ。