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Emotet感染確認ツール「EmoCheck」v2.1をJPCERT/CCが公開、2月に更新された挙動の変化に対応

旧バージョンで感染確認できなくても再チェックを

 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月4日、マルウェア「Emotet(エモテット)」の感染有無確認ツール「EmoCheck」のv2.1を公開した。2月にアップデートされたEmotetの挙動の変化に対応し、一部の機能ロジックを改善したとしている。

 EmoCheckは、PCがEmotetに感染しているかどうかを確認できるツールで、JPCERT/CCがGitHubで公開している。2021年1月に前バージョンとなるv2.0が公開されており、2022年2月17日には「現段階で確認されているEmotetの最新版もv2.0で検知可能」としていた。

 v2.1の公開にあたり、JPCERT/CCでは、旧バージョンでEmotetの検知が確認できなくても、念のためv2.1でも確認することを検討するようにとしている。

[追記:3月15日 11:00]

 3月14日、「EmoCheck」v2.1.1が公開された。v2.1を管理者権限で実行した際に、正しくチェックできない(プロンプトが一瞬だけ表示されて、ログファイルが作成されない)バグを修正したとしている。

EmoCheck v2.1の実行画面