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佐渡島で「保育園留学」、家族で滞在してリモートワークも可能な離島体験、キッチハイクが提供

6月からの参加者を募集中

 株式会社キッチハイクは新潟県佐渡市と連携し、「保育園留学」参加者の募集を開始した。家族で同市に滞在して子どもは現地の保育園に入園し、両親は宿泊施設でリモートワークができるもの。費用は滞在期間や家族の人数などにより異なるため、個別見積もりとなる。期間は1~2週間で、6月からの予約枠を募集している。

 同社が提供する保育園留学とは、家族で現地に滞在して子どもは現地の保育園に入園し、両親は現地でリモートワークができるもの。子どもは幼少期に大自然に触れて心身ともに健やかに育つ環境、両親はリモートでの仕事や子育てをする選択肢、地域には関係人工の創出経済への貢献をもたらすととしている。2021年に北海道厚沢部町で最初の保育園留学を実施し、内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」優良3事例にも選出された。今回は全国15拠点目で、初めて離島でのプログラム実施となる。

 対象となる子どもの年齢は、0~5歳。子どもの受け入れ先は、佐渡市内の認可保育園「沢根保育園」(新潟県佐渡市沢根五十里1402-1)で、穏やかで過ごしやすい地域にあるという。

沢根保育園
沢根保育園 園長の藤堂晋司氏(中央)

 家族で滞在するリモートワーク可能な宿泊施設は、「ル・ブルー佐渡 SAWANE」(新潟県佐渡市沢根町113-6)が提供される予定。古民家を改築した一棟貸しの宿で、仕事用にローテーブルが用意され、Wi-Fiも利用可能。施設の共用エリアもワーキングスペースとして活用できる。オーシャンビューのリビング2室とベッドルーム1室、ダイニングキッチン1室の3DKでゆったり暮らすように滞在できるという。宿から車で10分の場所に、地元のスーパーや商業施設がある。

 このほか、佐渡島でのアクティビティについては、アウトドア活動拠点「佐渡アウトドアスペース」(新潟県佐渡市両津夷271-1)で相談可能。シーカヤックやSUP、釣り、モーターボートなどのマリンスポーツ、たらい舟や海中透視船などの観光、キャンプや天然記念物のトキを間近で見られるエリアへサイクリングなどが利用できるという。同所では、レンタサイクルや、アウトドア用品のレンタル・販売も利用できるほか、カフェも併設されている。

佐渡アウトドアベース