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USB接続、Wi-Fi対応、クラウド保存で手軽に使える「どこでもセンサー」2製品、プラネックスが発売

気温・湿度・気圧センサーと人感センサー

WS-USB03-THP
WS-USB04-PIR

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社は、USB接続、Wi-Fi対応の「どこでもセンサー」2製品を8月上旬に発売する。「どこでも環境センサー WS-USB03-THP」「どこでも人感センサー WS-USB04-PIR」の、いずれも市場想定価格は5980円。Amazon.co.jpでは予約販売を開始している。

 遠隔地に住む家族の見守り、無人施設の防犯、環境調査、行動調査などに利用できる製品。いずれもUSBプラグを持ち、USB給電(5V、0.9A)により動作する。IEEE 802.11n/g/bの2.4GHz帯に対応し、データは「どこでもセンサー」のクラウドに保存可能。クラウドサービスの利用料は1年間無料で、2年目以降は年額2400円。設定やデータの確認などはウェブブラウザーを通して行う。

USB充電器に直接装着した状態での使用イメージ。モバイルバッテリーに装着して動作させることも可能

 環境センサーのWS-USB03-THPは、気温・湿度・気圧を計測し、1分ごとのデータを1カ月間、1時間ごとのデータを3年間クラウドに保存可能。また、気温・湿度・気圧のそれぞれについて上限値、下限値を設定し、その値を超えた際にメールで通知するようにできる。

 気温は-5~60℃の環境で動作でき、精度は±1℃。湿度は0~100%の環境(結露不可)で動作でき、精度は20-80%の間において±3%、気圧は300-1100hPaの間において±4hPaの精度としている(湿度、気圧の精度は25℃の環境におけるもの)。

WS-USB03-THPの設定画面
WS-USB03-THPで取得したデータの表示イメ―ジ

 人感センサーのWS-USB04-PIRは、最大120°の範囲における人体などの熱源を検出し、メールで通知できる。監視カメラと違って設置していてもプレッシャーにならず、精神的ハードルの低い「ゆるい見守り」ができるとしている。

 クラウドには検出時刻を1カ月間、検出回数を3年間保存可能。感度を1(高)~255(低)の間で設定でき、初期設定の24では1.5~2.5mの距離で検出を行える。動作環境は気温-5~60℃、湿度0~100%(結露不可)。

 両製品ともサイズは約26.5×73.7×10mm。重量はWS-USB03-THPが約12g、WS-USB04-PIRは約13g。

WS-USB04-PIRで取得したデータの表示イメージ
WS-USB03-THP、WS-USB04-PIRのデータを同時に表示したイメージ。クラウドによりデータを管理しやすく、リアルタイムのデータの確認や、シームレスなデータ活用ができることが特徴としている