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Chatwork、QRコードで連絡先を交換できる新機能、iOSアプリに追加

 Chatwork株式会社は、ビジネスチャット「Chatwork」のiOS版アプリに、QRコードで連絡先が交換できる機能を追加した。一方のスマートフォンにChatworkのQRコードを表示させ、もう一方はそのQRコードを読み込むことで連絡先の交換が完了する。これまで、Chatworkのユーザー同士がつながったり新規ユーザーを招待したりする際は、メールアドレスや携帯電話番号が必要だった。

QRコードでChatworkの連絡先を交換する手順

 現在、同機能に対応しているのは、iOS 6.27.0以降のChatworkアプリ。Android版アプリでも、時期は未定だが対応するとしている。

 利用イメージとしては、外出先やビジネスイベントなどで対面した相手とChatworkの連絡先をQRコードで交換し、継続的に連絡を取るということが挙げられる。また、派遣やアルバイトのメンバーなど、日ごとに変わる現場のメンバーと一時的に密な連携を行いたい場合などにも活用できる。

 仕事で連絡手段を交換する際、プライベート用のチャットサービスだと抵抗がある。しかし、Chatworkは仕事用の連絡ツールとして交換するため、心理的障壁が少ないというメリットがあるとしている。

 このQRコードによる連絡先交換の機能を追加した背景には、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後、対面する機会が増えていくと考えたためだ。

 Chatworkが10月に行った調査によると、「ビジネスシーンにおける対面機会が減った」と回答した人のうち、74.3%の人は5類感染症移行後の5月8日から「ビジネスシーンにおける対面機会が増えた」(回復した)と答えており、今後も対面の機会が増えていくと予想されるという。

 また、紙の名刺交換における問題点として、「自分や相手が名刺を切らせてしまう」が26.2%、「名刺交換後の連絡先データ打ち込みが面倒だと感じる」が25.9%など、名刺交換の経験がある人のうち76.3%が何かしらの不満を抱えていることが分かったとしている。

 なお、同調査は、Chatworkが調査主体、ジャストシステムが調査機関として、10月11日~12日にインターネットを用いて行われた。調査対象は18歳~59歳の男女、パート/アルバイト/学生/主婦を除く有識者で、回答総数は533人。