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「LINEレシート電子保存」提供開始。LINEから「freee会計」へ領収書などをアップロード可能

 freee株式会社は12月6日、「LINEレシート電子保存」を提供開始すると発表した。請求書や領収書、レシートなどの証憑を、LINEから「freee会計」にアップロードできるサービスだ。

 「freee公式レシート電子保存」のLINEアカウントを友達登録した後、LINEトークルーム内でfreee会計と連携。その場で証憑の写真を撮影するか、あらかじめ撮影した写真をアップロードできる。一度にアップロードできる写真は9枚まで。また、メールアプリなどで開いたPDFファイルについても、共有機能などで「freee公式レシート電子保存」のトークルームに投稿することでアップロードが可能。

 アップロード後は、過去にアップロードした写真をLINE上で確認でき、未処理のファイル数と直近10件までのファイルが表示される。

 2024年1月より、電子帳簿保存法の宥恕期間の終了に伴い、メール添付のPDFやECサイトなどからダウンロードした請求書・領収書などの電子取引データを紙で保存することが原則できなくなる(相当の理由によってシステム対応を行うことができなかった事業者は、2024年以降も一定の条件下で電子取引データの出力書面を紙で保存可能)。

 freeeが行った意識調査によると、電子帳簿保存の義務化について「詳しく理解している」「詳しくは無いがある程度知っている」という回答が個人事業主で約64%、大企業でも約56%と半数を超えた一方で、請求書の受け取り方法が「すべて電子データ」という回答は、個人事業主・法人いずれも10%満たない結果に。対応に遅れているという課題が見えてきとして、LINEを活用して請求書や領収書、レシートなどの電子保存を簡単にする「LINEレシート電子保存」を提供開始することにしたという。

freeeが個人事業主・企業の経営者・経理担当者を対象に、10月30日・31日にインターネットでアンケート調査した結果より(アンケート回答者2084人)