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“長距離電話”が終了、固定電話が全国一律料金に――NTT東西が2024年1月からのIP網移行スケジュールを発表

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は12月14日、固定電話(加入電話・INSネット)のIP網移行について具体的なスケジュールを発表した。IP網移行により、距離に応じて通話料金が変わることがなくなり、全国一律の料金体系(9.35円/3分)となる。

 固定電話のIP網移行は以前より発表されていたもので、2017年には、2025年初頭までに切り替えを完了するとしたスケジュールを示していた。

 IP網移行にあたり、利用者が手続きや工事をする必要はなく、同じ電話機・電話番号を引き続き利用できる。移行の切り替え工事中に通話や通信が切断されることはないとしており、切替工事をまたいで行われた通話は、通話終了時点の料金体系に基づいて課金されるという。

 NTT東西とも、サービス提供地域全体に共通する切替工事を2024年1月1日0時から実施。地域ごとの切替工事は、NTT東日本は山形県、NTT西日本は鳥取県から、2024年1月1日4時より実施するスケジュールを発表している。

共通の切替工事の詳細(NTT東日本)
共通の切替工事の詳細(NTT西日本)
地域ごとの切替工事の詳細(NTT東日本)
地域ごとの切替工事の詳細(NTT西日本)