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実用的なスマート家電を作れるプログラミングキット「アーテックリンクス」、音声操作リモコン開発キットなどを発売

制御プログラムの開発はScratchベース

 教材開発を手掛ける株式会社アーテックは、実用的なIoT機器を作成できるプログラミングキット「アーテックリンクス」を販売している。複数のユニットを組み合わせ、Scratchベースのプログラムで制御が可能。音声操作できる赤外線リモコンを開発できるキット「はじめてのプログラミング 音声で家電を動かそう」は、Amazon.co.jpで8468円で販売中だ。

 約4cm四方(厚さ17.5mm)の「ユニット」を組み合わせ、動作をプログラムして動作させる。ユニットは全9種類で、全体を制御する「メインユニット」のほか、「光センサー」「人感センサー」「マイク」「スピーカー」「赤外線通信」「温度センサー」「加速度センサー」「バッテリー」と「入出力ユニット」(モーター、ブザー、LEDなどユニット以外の制御に利用)がある。

ユニットの一覧
組み合わせ例

 プログラム開発環境は、Windows、Macのほか、iOS、Android、ChromeOSにも対応。USBケーブルでメインユニットに送信して動作させる。サンプルプログラムを、同社のウェブサイトからダウンロードできる。

開発ツールの画面

 「音声で家電を動かそう」は、メインユニット、マイク、スピーカー、赤外線ユニットの4ユニットを同梱。音声で赤外線リモコン対応の家電を動かせるほか、「ボイスレコーダー」「ミュージックプレイヤー」「カップラーメンタイマー」、音声に応答して天気予報を応える「天気予報スピーカー」などが作成可能だとしており、それぞれ利用例の動画と、サンプルプログラムが公開されている。

「音声で家電を動かそう」の利用例動画