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IIJ、PCの紛失や盗難などの情報漏えい対策サービス「IIJフレックスレジリエンスサービス」を提供開始

サービスイメージ

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月2日、PCの紛失や盗難による情報漏えいを対策し、IT資産が保護された状態への回復性(レジリエンス)も向上させるするクラウド型のデバイス管理サービス「IIJフレックスレジリエンスサービス」の提供を開始した。

 Absolute Softwareの「Absolute Secure Endpoint」を採用。対象のPCにエージェントソフトウェアをインストールすることで、遠隔でのPCのロックや強力なデータ消去(ワイプ)に加え、IT資産状態の可視化、セキュリティソフトなどの自動復活機能を提供する。サポートするOSは、Windows、macOS、ChromeOS。

 PCロックは、PCの紛失・盗難・不正持ち出しがあったとき、管理者の操作により遠隔でロックを行う。

 データ消去方式は国際標準のデータ消去規格である「NIST SP 800-88」に準拠し、端末のデータ復元や読み取りを不可能な状態にする。また、PCを廃棄する際に使用し、データ消去証明書を取得することもできる。

 セキュリティソフトなどの自動復活機能は、端末がマルウェアに感染したり、不正にセキュリティソフトなどが削除された場合、エージェントが異常を検知し、自動的に修復や再インストールを行う。さらに、エージェントが停止または消去された場合も自動で復活することができるため、IT資産の保護状態を継続して監視できる。

 このほか、PCが指定された範囲から持ち出された場合にアラート送信するジオフェンス機能や、一定期間操作のないPCを自動的にロックするオフラインタイマーなどの管理機能を備える。

 プランは「Basic」「Standard」を提供する。どちらも最低利用ライセンス数は50。Basicは、IT資産可視化、デバイスロック、遠隔データ消去を提供し、料金は50台ごとに2万2500円から。Stadardは、IT資産可視化、デバイスロック、遠隔データ消去、アプリケーション自動復活を提供し、料金は50台ごとに3万1500円から。初期費用は発生しない。

料金プラン