Googleが人々の役に立つアイデア募集、ユーザー投票開始


プロジェクト 10^100

 米Googleは、環境や政治、教育などに役立つアイデアをユーザーから募集する企画「プロジェクト 10^100(10の100乗)」において、選出された16件のアイデアへの投票受け付けを24日から開始した。期間は10月8日まで。メールアドレスを持っていれば、誰でも投票できる。

 「プロジェクト 10^100」は、世界中の人々の役に立つ画期的なアイデアを募集するもの。「コミュニティ」「機会提供」「エネルギー」「環境」「健康」「教育」「安全保護」「その他」といったジャンルを設置し、2008年9月から10月にかけてアイデアを募集した。

 応募総数は15万4000件で、その中かから内容が似ている多数のアイデアを組み合わせするなどして、Googleが16件のアイデアにまとめた。現在、これらのアイデアが公開されており、投票できる。投票は1人につき1回。最終的に5件のアイデアを選出し、Googleがアイデア実現に向けた資金提供(1000万ドル)を行う。

 現在、公開されているアイデアは、「ユーザーをレポーターとするリアルタイムニュースサービス」「政府や地方自治体の活動が簡単にわかるサイト」「人々が身近な問題を適切な関係当局に報告提起するための問題報告サイト」「集団虐殺や人命救助に関する情報を配信できるツール」など。

 なお、実際に資金提供の対象となるアイデアは、最終的にはGoogleの選考チームが決定することなり、今回の投票結果は選出の参考にするという。



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(野津 誠)

2009/9/28 13:14