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Windows 8.1のアップデートは今春予定、マウスやキーボードでの操作性を向上

 米Microsoftは23日、春に予定しているWindows 8.1のアップデートで、キーボードやマウスによる操作性の向上や、より低コストなハードウェアへの対応、エンタープライズ向けにはInternet Explorer(IE11)の旧バージョンとの互換性向上などを行うことを明らかにした。

 スペインのバルセロナで開催されるモバイル関連イベント「Mobile World Congress 2014」の開幕前日に行われた記者会見で、OS担当副社長のJoe Belfiore氏がWindows PhoneとWindows 8.1の今後の展開について説明。Windows 8でタッチ対応ととモビリティのために最初の一歩を踏み出し、ユーザーやパートナーからのフィードバックに応じて1年後にはWindows 8.1を提供したが、さらなる改善として今春にWindows 8.1のアップデートを提供するとした。

 アップデートでは、マウスとキーボードで操作性を向上させるため、これまではチャーム画面を出さなければ操作できなかった検索や電源、設定に関するメニューを、スタート画面に表示するように変更。マウスの右クリックによる操作の改善や、Windowsストアアプリをデスクトップ画面のタスクバーから起動できるようにする。

 ハードウェア面では、メモリ1GB、ストレージ容量16GBのデバイスをサポート。エンタープライズ向けには、IE8互換性モードを用意して過去のウェブアプリ資産などを利用できるようにするとともに、モバイルデバイス管理機能を拡張するとしている。

(三柳 英樹)