ニュース

米Facebookが“後で読む”機能を追加へ、アイテムを分類して保存可能

 米Facebookは21日、コンテンツを後で読むために保存する機能を追加すると発表した。この機能は、iOS/Android/ウェブ上で今後数日程度で利用できるになるとしている。

 興味があっても今は見る時間がないコンテンツを、時間がある時にまとめて見るために保存できるようになる。保存できるのは、リンク、場所、映画、テレビ、音楽など多岐に渡る。もちろん保存されるアイテムはあえて共有しない限り、自分しか見ることができない。

 アイテムを保存するには、記事の右下などにある「保存」アイコンをクリックする。保存アイテムは、スマートフォンまたはウェブ上でまとめて見ることが可能だ。アイテムはカテゴリー別に分類されており、そこから友人たちに共有することも可能。その後アーカイブするか、削除することができる。

コンテンツの保存機能(Facebook公式ブログより画像転載)

 Facebookでは、保存したアイテムを忘れないようにするために、定期的にニュースフィードで保存アイテムを紹介するとしている。ただし、Facebookはアイテムをキャッシュするわけではない。そのためリンク先が後になって見られなくなる可能性もあることに注意する必要がある。

 Facebookは、米国ではニュースアプリ「Paper」を公開している。厳選されたニュースや友人の近況などを洗練されたユーザーインターフェイスで閲覧できる独立した公式アプリだ。

 現在のところ何も発表してはいないが、こうした保存機能がPaperなどと連動する可能性も考えられる。また、Facebookは単一機能を持つ独立した公式アプリを多数発表している。そのため、今回の機能の利用者が増えれば、将来的にいわゆる“後で読む”アプリを公開する可能性も考えられるだろう。

(青木 大我 taiga@scientist.com)