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クラウド会計ソフト「freee」、紙の領収書を管理可能に、ScanSnapにも対応

 freee株式会社は8日、同社が提供するクラウド会計ソフト「freee」に新機能「ファイルボックス」を追加したと発表した。紙の領収書やレシート、請求書などをスマートフォンのカメラなどから画像データとして取り込み、freeeで保存・管理できる。経理担当者や会計事務所からの証憑データの確認が容易になるとともに、取引データの入力補助としても役立つとしている。

 画像データの取り込み機能はまず、freeeの公式iOSアプリ版に実装した。今後、ウェブ版にも実装する予定だ。このほか、株式会社PFUが販売するドキュメントスキャナー「ScanSnap」の「ScanSnap Connect Application」にも対応しており、証憑データを高速にまとめて取り込めるようにした。

 取り込んだ画像データは、freeeのウェブ版画面で参照しながらそれぞれ取引データを登録していく流れとなる。iOSアプリで取り込んだ画像データについては、撮影時の位置情報やカレンダーの情報を参照しながら取引データに登録することが可能。入力ミスを減らせるほか、「未登録」「登録済み」など会計データとのひも付けが一目で分かるため、精算漏れや支払い漏れ、重複入力を削減できるとしている。

(永沢 茂)